「かばおのノート」が生まれた理由
「 テキトーフォーミー 」というコンセプト(=ブランド名)が生まれ、はじめての商品が「かばおのノート」です。
「かばおのノート」を作ったのは、私の原体験から。
私といえば、基本的に注意力散漫でマルチタスクが苦手。
早起きしたのに遅刻する。
時間が読めない。
でも、やりたいことやアイデアは次から次へとあふれ出てきて、毎日思考も行動もとっ散らかったまま。
その日暮らしのスケジュールの中でなんとか生きていました。
スケジュール帳はずっと使っていますが、気持ちよく使いこなせた試しがなかったのです。
ここ数年使っていたのは、1日の時間軸と方眼が印刷されたウィークリーバーチカルと呼ばれる「枠」。
この「枠」に収めきれないことが、私の感じる気持ち悪さであり、日々の違和感であり、気づかないストレスだったと気づいたのは「バレットジャーナル」という手帳術に出会ってからです。
パレットジャーナル(BuJo)とは、もともと学習障害を持つ方が作り上げた手帳術で、バレット=箇条書きで日々の管理をしていく手法です。
その一番の特徴は、1日の枠がないこと。
1行しか書かない日。
2ページ書く日。
1日の枠が自由なのです。
そして、その自由が発揮できるのが、枠のない世界。
罫線のない世界なのです。
だから、「かばおのノート」は無地なのです。
「かばおのノート」を誰よりも欲しがっていたのは、ダメダメな私なのです。
>>真っ白は少し緊張してしまうので、本文用紙はクリーム色です
無理せず、偽らず、気持ちよく毎日使えること。
Instagramの#bujoを見ると、カラフルでおしゃれで、手の込んだノートやページを映した画像がたくさん出てきます。
それらはとても魅力的です。
でも、私は思うのです。
それって、本当にその人の自然なのでしょうか。
ページを作り込むことが目的となってしまう。
これってよくわかります。
私も最初は手帳を彩ることがBuJoだと思っていました。
その行為が、毎日の自分を豊かにしてくれている趣味ならそれで構わないのです。
私も、1日だけなら、1ページだけなら、とっても素敵なノートを作る自信があります。
私もそういうの、好きだから。
ただ、毎日それを続けて、「それがあなたの『 テキトーフォーミー 』か?」と問われたときに、違いました。
「 テキトーフォーミー 」が提供したいのは「毎日の自分のパフォーマンスがナチュラルにベスト」なこと。
「かばおのノート」は、私が、あなたが、「しんどくない」BuJoを実行するためのお供となってほしいのです。
もしも、あなたが少しでも映えるページを作ることにしんどさを感じているならば、一度「かばおのノート」とともにリセットしてみてください。
無理せず、偽らず、気持ちよく快適に毎日使えること。
仕様にも素材にも、それらに重点を置いてこだわりました。
もちろん「かばおのノート」の使い方はBuJoに限りません。
小学校1年生の時のランドセルの中身を思い出してください。
そうです。
「かばおのノート」の物自体は「自由帳」です。
BuJoに限らず、気負わず、正直に付き合えるノートブックなのです。
そして、思う存分に彩ってください。
自分色に。